葉野菜のベビーリーフを生産する農業法人の果実堂は16日、北九州銀行の資本参加を受けたと発表した。
北九州銀行が既存株主から株式を買い取り、全体の2.6%を取得したもの。
2005年設立の農業ベンチャー企業である果実堂は、予防医学の観点から2008年に熊本県内でベビーリーフ(野菜の幼葉の総称)の大規模自社栽培に着手、現在、ハウス内土耕栽培で年間最大10回転(10期作)の栽培に成功し、栽培面積56.5ha、ハウス棟数600棟、年間生産量570トンの国内最大のベビーリーフ生産会社となっている。
果実堂は自社内に研究所を有し、全ての栽培データをITを駆使して網羅的に管理するとともに、土壌、水分、温度、微生物等の至適条件に基づくサイエンス農業を実践しており、同社はアグリベンチャー企業として、2016年度の株式公開を目指すとしている。