創薬ベンチャーのジーンテクノサイエンス【4584】は、12日、千寿製薬と、眼科治療領域のバイオシミラーに関して日本における製造販売承認の取得に向けた共同開発及び販売等を目的とした資本業務提携を行うと発表した。
ジーンテクノサイエンスは、日本のバイオシミラーガイドラインに則り製造販売承認を取得した最初のバイオシミラーであるフィルグラスチムバイオシミラーの原薬を開発し、製造している実績がある。その後も、バイオシミラーのパイオニア企業となるべく、複数のバイオシミラーについて積極的に開発を行ってきた。
千寿製薬は眼科・耳鼻科用向けの医療用医薬品や一般用医薬品を広く手掛け、眼科領域に実績の高い国内有数の企業であり、本バイオシミラーの製造販売承認取得及びその後の販売に向けた最適の提携先となっている。
ジーンテクノサイエンスにおける本バイオシミラーの原薬開発及び製造化の目途が付き、千寿製薬から、バイオシミラーに関する実績と将来性に一定の評価を得たため、本合意書の締結に至ったもの。これに伴い、千寿製薬はジーンテクノサイエンスの普通株式の取得による資本参加を行う。