大手ゼネコンの長谷工コーポレーション【1808】は、子会社の不二建設が、ジョイント・コーポレーションの全株式を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は未定。
長谷工コーポレーショングループは、3大都市圏を主な商圏として、マンションに関連する様々な事業を展開している。 特に、新規の住宅供給等を主なマーケットとする建設関連事業と、既存の住宅関連等を中心とするマンシ ョン管理事業等をはじめとしたサービス関連事業をグループの主たる事業の両輪としてとらえ、更な る拡大を目指している。
一方、ジョイント・コーポレ-ショングループは、首都圏でのマンション分譲事業において、アデニウムシリーズブランドを展開し、約46 千戸のマンションを提供してきたほか、収益不動産開発事業、賃貸管理事業等を展開しており、マンションに関連する事業において独自のノウハウを有している。
建設関連事業においては、長谷工コーポレーショングループの570千戸を超える施工実績と、ジョイント・コーポレーションのデベロッパーとして顧客と直接関わってきた経験とノウハウが融合する事で、より充実したサービス、設計、工法等の提案、提供が可能になるとしている。サービス関連事業においても、賃貸マンション管理事業において、両社の持つ管理受託戸数を合わせると85千戸程度に増大する。管理受託戸数が増大する事により、共同発注などで規模のメリットを享受できるとともに、両社のノウハウ融合により更なる発展的なサービスを広く提供していけるとの考えなどから、両社グループは相乗効果が高いと判断し、株式取得に至ったもの。