鉄鋼メーカーの新日本電工【5563】は、10日、連結子会社である中央電気工業が、平成28年2月1日を効力発生日として、中央電気工業がその和歌山工場において運営している磁石用合金の製造販売事業を会社分割により、中央電気工業が新たに設立する子会社に承継させた上で、承継会社の発行済株式の全部を三徳及び双日に対して譲渡すると発表した。
新日本電工は、平成26年7月1日の経営統合により、中央電気工業を完全子会社としており、グループ方針の下、中央電気工業は、同社の機能材料事業の一部門として対象事業を展開してきた。
三徳及び双日は、各々磁石合金及びその原料となるレアアースの業界においてトップ企業であり、国内市場の競争激化といった対象事業をとりまく状況及び今後の発展性を考慮し、対象事業を承継会社に承継させた上で、その発行済株式の全部を三徳及び双日に譲渡することを決定したもの。