システムインテグレーターの日立システムズは、アグリコンパスと資本・業務提携契約を締結し、農業ICTの分野で協業を開始すると発表した。
今後日立システムズとアグリコンパスは、アグリコンパスの農業向けソフトウェア製品と、日立システムズのサービスインフラ・ITノウハウを組み合わせ、事業計画の立案から植物工場向けの設備導入、生産管理、流通・販売管理までをICTサービスやファシリティサービス、コンタクトセンターを活用したBPOサービス等によりサポートし、農業分野へ新たに参入する企業や団体、農業生産法人の事業拡大を支援する。
日立システムズでは、豊富なITサービスに加え、コンタクトセンターや全国約300か所のサポート拠点を活用した設備の導入・監視・保守サービスも提供している。アグリコンパスは、販売管理や生産・履歴管理システム等の農業栽培・流通に関する情報処理サービスを展開しており、同分野においてはトップレベルのシェアを誇っている。
日立システムズは、今回新たに販売開始するトータルサービスを農業生産法人や農業団体、流通関連事業者向けに拡販し、2018年度末までに累計14億円の販売を目指すとし、また、アグリコンパスは、本協業を通じ、さらなる事業拡大を図るとしている。