電通【4324】の海外本社である電通イージス・ネットワークは、フランスにおいて消費者によるブランド体験を高めるエクスペリエンシャル・マーケティングなどアクティベーション領域に強みを持つマーケティング会社「ZoneFranche SAS」(以下「ゾーンフランシェ社」) の株式100%を取得すると発表した。
近年、マーケティングイベントやウェブ、実店舗など多様な接点から消費者にブランド価値の体験を促すことで顧客を育成する、アクティベーションの手法が普及しており、ゾーンフランシェ社は、この成長市場を取り込み、アクティベーション領域で同国トップクラスの企業となっている。
また同社は、デジタル/モバイル/ソーシャルを活用した広告やプロモーション、顧客との関係強化のための CRM(Customer Relationship Management)、購買体験を促進するマーケティング活動など幅広いコミュニケーションサービスを統合的に提供している。
買収後は、電通グループの専門領域ブランドの一つで、アクティベーション領域に強みを持 つpsLIVE(ピーエスライブ)のネットワークに組み入れ、さらに今後12カ月以内にはグループのグローバルネットワーク・ブランドの1つでライフスタイル・マーケティングを提供するMKTG(本社:米国ニューヨーク市)のネットワーク拠点として再編する予定。