総合リース企業のオリックス【8591】は、宅配天然水の製造・販売大手のコスモライフの発行済み全株式を譲り受けたと発表した。
オリックスは、今回の譲り受けにともないコスモライフの経営全般に参画し、さらなる発展に向けたサポートを行う。新社長を含む新たな経営体制を構築するとともに、オリックスが持つ専門性や事業プラットフォームを生かし、全国での販売代理店ネットワーク構築や海外展開支援など、企業価値向上に向けた施策の立案・実行をサポートすることで、コスモライフの従業員と協働してさらなる成長を目指すとしている。
宅配水市場は、2011年の大震災を機に急成長しており、現在の市場規模は約1,200億円といわれる中、使い切りボトルで給水時に空気を取り込まない”ワンウェイ方式”は衛生面の評価も高く、この4年間で契約世帯数が約100万件増加しているという。健康意識の高まりもあり、今後もさらなる市場拡大が見込まれ、安全性の高い”日本ブランドの天然水”は、中国をはじめアジア各国での需要を見据えている。