大阪大学発ベンチャーのマイクロ波化学(以下「MWCC」)は、9月末に大阪大学ベンチャーキャピタル(以下「OUVC」)などから5.8億円の資金調達を行うと発表した。 また、10月下旬までに追加増資を行う予定。
OUVCは、投資先第一号として、MWCCに対し3億円の出資を行う。
MWCCは過去3度にわたり、総額20億円の資金調達を行い、これまで難しいとされてきた設備の大型化に成功している。2014年3月には、大阪市内に世界初のマイクロ波による化学品量産工場を立ち上げ、技術の実用化を実現しており、これに続く2号プラントとして、太陽化学との合弁会社において、食品添加物製造工場の建設を準備中であるほか、化学メーカー各社との業務提携を進めており、今回の資金調達により、これらの活動をさらに加速させる狙い。