特定規模電気事業者のイーレックス【9517】は、子会社のイーレックス・スパーク・マーケティングを通じて、阪和興業【8078】、トーヨーエナジーとの間で、日本国内における低圧分野参入に向けて、業務提携を行い、合弁会社を設立するための合弁契約を締結すると発表した。
イーレックスは、平成28年4月に予定されている電力システム改革により解放される低圧分野(家庭用・小規模オ フィス・商店等)の小売部門の全面自由化にむけて、低圧顧客向け小売販売チャネルとしてのLPガス会社の開拓をおこなうため、ESMを通じて阪和興業およびトーヨーエナジーと業務提携を行い、合弁会社を設立するための合弁契約を締結することを決議したもの。
阪和興業は、鉄鋼をはじめ金属原料、非鉄金属、食品、燃料、化成品、木材、機械等を扱う日本有数の商社 であり、高度な専門性と豊富なネットワークを有している。また、トーヨーエナジーは、阪和興業グループ企業であり、石油製品・LPガス分野で40年以上の実績を誇っている。
新電力の老舗企業であるイーレックスと、エネルギー業界にて実績のある阪和興業グループとの互いの強みを生かし、互いを重要なパートナーとして位置づけ、協業により高度な日本における電力低圧分野でのサービス提供体制を構築していくとしている。また、業務提携の一環として、低圧需要家向けの電力小売事業を営む合弁会社を設立すると共に、合弁会社のスムーズな設立や協業分野の検討を行っていく考え。