インプルーブ(旧・中小企業再生機構)は、8月24日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。日本振興銀行関連の倒産は51社目となる。
インプルーブは、平成21年6月設立の人材派遣会社で、旧・日本振興銀行が主導していた「中小企業振興ネットワーク企業」を主な取引先としていた。ネットワーク企業各社との提携により、借入返済が負担となっている企業の財務・資金相談、在庫買取、人材・仕事の斡旋などで企業再生支援を行っていた。
しかし、平成22年9月10日に日本振興銀行が民事再生法の適用を申請したことで資金繰りに窮し、実質的に事業継続が困難となった。その後、24年11月26日の株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。
帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約14億円。