電通【4324】が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、「要約コンテンツ」を自動生成するプラットフォー「Agolo」(アゴロ)を開発したことで知られるNinoh, Inc.(以下「ニノー社」)に出資したと発表した。
電通ベンチャーズは、野心的なスタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した電通グループのオープンイノベーションを実現するため、本年4月に設立したファンドで、資金提供のみならず、電通グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援している。今回、その第2号案件がニノー社となった。
ニノー社は、独自の自然言語およびビッグデータの解析エンジンにより、レポート、記事、SNS投稿、ニュース、画像データなどを含む膨大な非構造化データを瞬時に分類・整理した上で再編集し、人々が知りたい「要約コンテンツ」を自動生成するプラットフォーム「Agolo」を開発している。
電通ベンチャーズは、ますます多様化・細分化していくメディアやデバイス環境の中では、加速度的に増大する情報の中から個々のニーズにマッチした精度の高いコンテンツを自動生成できるAgoloの技術の重要性がますます高まっていくと見ており、この技術により、新しい形のメディア・コンテンツの生成やコンテンツマーケティングの自動化、またコンテンツ連動広告などのビジネス発展が期待されるとしている。
今後、電通グループでは、Agoloの普及と新しいビジネス開発を支援していく考え。