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長谷川香料、味の素と業務提携 グローバルな事業展開目指す

総合香料メーカーの長谷川香料【4958】は、味の素【2802】との間で、発酵ナチュラルフレーバーの研究開発・事業化に関して業務提携契約を締結すること、及び同社に対し第三者割当による自己株式の処分を実施することを決議したと発表した。

長谷川香料は、フレーバーの開発・生産に100年を超える歴史を持ち、培った独自のフレーバーの開発技術は世界トップクラスとして高い評価を得ている。一方、味の素は、100年にわたり味覚や食感の技術により「おいしさ」を追求し、アミノ酸の開発・生産を通じて培った独自の先端バイオ・発酵生産技術を保有している。

長谷川香料と味の素は、事業領域が相互補完的であり、長谷川香料の保有するフレーバー精製・製剤化技術と味の素のバイオ・発酵技術を組み合わせ、また両社の事業基盤を活用することで、スペシャリティ素材である発酵技術を活用したナチュラルフレーバーの研究開発・ 事業化を加速させ、今回の業務提携を通じて、数年内での発酵ナチュラルフレーバーの上市とグローバルな事業展開を目指す考え。

なお、業務提携の実効性を高めるべく、長谷川香料は、味の素に対して、第三者割当の方法により自己株式 900,000株(本自己株式処分後の発行済株式総数に対する所有割合2.11%)を割当て、味の素はこれを引き受ける。

第三者割当により調達する資金(差引手取概算額)は1,616,300,000円で、新本社社屋の建設及び本社移転費用に充当する予定としている。

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