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高島、小野産業に対する公開買付け開始 完全子会社化へ

専門商社の高島【8007】は、プラスチック製品製造を手掛ける小野産業【7858】の普通株式を公開買付けにより取得すると発表した。

今回の公開買付けは、小野産業の発行済株式のうち、小野産業が所有する自己株式を除いた普通株式の全てを取得し、完全子会社とすることを目的としている。

高島は、大正4年に産業用繊維資材卸商として創業し、現在は建築・土木資材、断熱資材・住宅資材、太陽エネルギー関連製品など多種多様な製品を取り扱う専門商社であり、一方の小野産業は、大正13年に仲セルロイド加工所として創業し、現在ではプラスチック製品の製造及び販売などを行っている。

高島は、更なる事業展開として、産業資材を中心に製造分野への拡大を模索していたなか、小野産業の社長であり筆頭株主である小野大介氏に対して、今後のプラスチック成型加工業界における競争力を高めるため、小野産業の完全子会社化を含む高島との協業の可能性について打診し、協議を進めてきたもの。

小野産業を完全子会社化することにより、高島は、自動車領域における小野産業の実績、技術の活用により、高島グループとして海外を含めた新規取引先の獲得、提案能力の強化。小野産業にとっては、高島グループの商社としての総合力と幅広いネットワークを共有・活用することによる新規製品の開発、資材の安定調達が可能となり、販売チャネルを拡大できるなどのシナジー効果が期待できるとしている。

買付け等の期間は、平成27年8月14日から平成27年9月29日まで。買付け等の価格は、普通株式1株につき金403円。

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