医療・介護施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーである日清医療食品は、子会社のアグリックが、農事組合法人結いの里浦方に出資したと発表した。
日清医療食品は、全国約5,300箇所の契約事業所における食事サービスで使用する米をアグリックから主に購入している。今回、更なる安全・安心な仕入体制を目指し、米・野菜を生産する「結いの里浦方」へアグリックが出資(出資口数:1口、出資比率:16.7%)するもの。
アグリックが「結いの里浦方」へ出資することにより、日清医療食品の品質管理のもと、生産者の顔が見える安全・安心な仕入体制構築への取り組みとなる。
日本の農業は、農業者の高齢化、次世代の担い手不足、栽培技術の継承の停滞など様々な課題があるが、日清医療食品では、地域の生産者との協力体制を作りながら、安全・安心な食事サービスの提供と、日本国内の農業や地域社会の活性化へ貢献していくことを目指すもの。
なお、「結いの里浦方」は、現在約3.5haの農地面積だが、今後は農地の集積を進め、事業規模を拡大していくことを目標としている。