大手システムインテグレーターのTIS(株)は、インドネシアの上場企業で銀行の勘定系システム(Core Banking System)などに強みを持つPT Anabatic Technologiesと、資本・業務提携契約を締結したと発表した。
今回の資本・業務提携契約により、TISはAnabatic Technologiesの全株式の20%を取得し、同社はTISの持分法適用会社となる。
Anabatic Technologiesは、直近決算で売上高約240億円、時価総額約120億円の、2015年7月8日にインドネシア証券取引所に上場したインドネシア国内トップクラスのIT企業。グローバルでの銀行向けソフトウェアで高いシェアを誇るTemenos社のバンキングシステム「T24」を中心とした金融ソリューションの提供力に強みを持ち、銀行を中心に決済、通信などの幅広い分野の顧客基盤を有している。
TISとAnabatic Technologiesは、双方の強みを最大限に活用することで、ASEAN現地進出の日系企業へのサービスラインナップの拡充、現地企業への勘定系システムなどの付加価値の高い金融ソリューションやクラウドサービスを共同で展開し、グローバルビジネスの強化を図る。