化学メーカーの昭和電工(株)【4004】は、フェノール樹脂事業を会社分割により、100%子会社のアイカSDKフェノール(株)へ承継させると発表した。
フェノール樹脂は電子・電気材料、住宅設備など様々な用途があり、昭和電工は液状・塊状・粉状・粒状の各製品を提供している。
工業用フェノール樹脂の国内市場はこの数年間10万トン弱の生産量で推移しており、将来的に本事業のさらなる成長を図るためには、市場の拡大が期待できる海外への展開を図ることが求められているため、フェノール樹脂事業を積極的に展開するアイカ工業へ当該事業を事業譲渡する。
アイカ工業への事業譲渡に先立ち、平成27年9月1日付でアイカSDKフェノールに会社分割による事業承継を行い、同日付で同社の普通株式85%をアイカ工業へ譲渡する予定。