三菱UFJ信託銀行はスイスに本拠を置く欧州金融大手UBSの資産管理事業を買収することで合意したとみられる。管理するファンドの資産残高は、買収によって2,600億ドル(約32兆円)に達し、世界7位へと浮上する見込み。
今回、三菱UFJ信託銀行がUBSから手に入れるのはファンド管理業務を手掛ける子会社で、証券決済などの金融機関向け資産管理業務を強化する目的。
ファンド管理は保管業務に比べ高い手数料を得られる他、ヘッジファンドには先進国の金融緩和で高い利回りを求めるマネーが流入、管理業務が急拡大する中、UBSはこうした分野に強みを持つ。