(株)メディカルシステムネットワーク【4350】は、(株)イーエムシステムズ【4820】と業務提携契約を締結すると発表した。
メディカルシステムネットワークグループは、医薬品卸と調剤薬局・病医院との間の医薬品オンライン受発注及び関連業務のアウトソーシングといった医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業の2事業を中核事業として展開しており、医薬品ネットワーク加盟件数は約1,222件、調剤薬局は346店舗の運営を手掛けている。
一方、イーエムシステムズは、医療情報処理のトータルサプライヤーとして、独自の「全国拠点網と製販一体型トータルサポート」、「アプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で提供する仕組み」および「従量課金方式」など調剤薬局向けシステム事業の市場で業界有数の市場占有率を保持。また、処方箋情報の電子化に伴う電子医療記録の連携(以下「EHR」)および個人健康記録の連携に関する研究開発や実証事業に参加を行っている。
今回、両社は、医薬品の仕入価格交渉、資金決済代行等を行う調剤薬局向け経営支援サービスを提供する上で、「療用医薬品の不動在庫を店舗間で売買させるサービス機能をイーエムシステムズのレセプトコンピュータシステム(Recepty NEXT)に付加機能として搭載した新商品の開発及び販売」及び「EHR活用による医療の効率化、患者の利便性向上に向けた共同取り組み」を行うことを業務提携の目的としている。
今後、両社は、共同出資による新会社設立又は資本提携を行う方向で現在協議中としている。