Ｊトラスト(株)【8508】は、ビットコイン取引所を営むＢＴＣボックス(株)が第三者割当により発行する普通株式200株を全て引き受け、所有割合を26.46％とすると発表した。これにより、ＢＴＣボックスはＪトラストの持分法適用会社となる。
ビットコインは、①発行量の上限が決まっている、②世界中の誰から誰にでも、即時にほぼ無料で送金できる、③発行者が存在しないことから国家による管理を受けないため、口座凍結や経済危機の影響を受けることが少ない等の特徴を有するインターネット上の仮想通貨である。
ＢＴＣボックスは、ビットコインの売り手と買い手を繋げる役割を担う、日本最大のビットコイン取引所を営んでおり、同社の強みは、ビットコイン取引に係るインターネット上のシステムの全てを自社で構築しつつ、当該システムを安定的に運用することができる高い技術にある。
今回の引受後、Ｊトラストは、ＢＴＣボックスが営むビットコイン取引所事業の拡大にとどまらず、ビットコインを活用した新たなビジネスの創出に向けて、ＢＴＣボックスに対して、資金や人的資源の提供を行うとともに、両社の強みを生かして、インターネット決済とリアル決済の融合をキーワードとして、日本国内のビットコイン決済圏の確立や海外取引所の創設といった取り組み等を行い、双方の企業価値の向上に努めるとしている。