MIDリート投資法人(以下「MID」)が資産の運用を委託するMIDリートマネジメント(株)の親会社であるMID都市開発(株)は、MIDリートマネジメントの発行済株式総数の65%を三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株)へ譲渡すると発表した。資産運用会社の商号は「MCUBS MidCity(株)」へ変更する。
今回の譲渡によりMIDリート投資法人の実質的なスポンサーは、関西電力(株)【9503】から三菱商事(株)【8058】に替わり、今後MIDは、幅広い事業領域を持つ三菱商事グループから、MIDが保有する大阪のオフィスビル物件などへの運営サポートや安定した資金調達を確保する。また、産業ファンドを手掛ける三菱商事・ユービーエス・リアルティ側も、MIDのオフィス関連を取り込み、投資先基盤の拡大を狙う。
さらにMIDは三菱商事及びユービーエス・エ イ・ジー(以下「UBS」)の両社を割当先とする、発行口数8,400口、1口当たりの発行価額は289,950円の第三者割当増資を行い約24億円を調達する。そして、新スポンサー参画後の外部成長の第一弾として、三菱商事・ユービーエス・リアルティから「住友不動産上野ビル6号館」を約74億円で取得する予定。