大手医薬品メーカーの中外製薬(株)【4519】は、ホルモン剤など薬品・診断薬の開発・製造を手掛けるあすか製薬(株)【4514】に対し、中外製薬が製造販売している抗甲状腺剤「メルカゾール®」および抗甲状腺剤「プロパジール®」の事業譲渡を行ったと発表した。
両剤の製造販売承認に係る権利は、本年10月1日より中外製薬からあすか製薬へ承継される。しかし、しばらくの間は中外製薬の製品の流通は継続され、製品消尽後に順次あすか製薬の製品へ切替えるとしている。
中外製薬とあすか製薬は、「メルカゾール®」および「プロパジール®」の円滑な販売移管に向けて協働するとともに、今後も製品供給および医療ニーズに合った製品情報および適正使用の推進を行う。