日立造船(株)【7004】は、放電破砕事業を4月1日付けで同社グループの(株)ニチゾウテックに譲渡する。
放電破砕工法は、日立造船が1995年に開発した、高電圧を瞬間的に放電することで岩盤やコンクリートなどを破砕する技術。
放電破砕工法は、トンネル工事や橋梁補修工事など約100件の施工実績を有し、東日本大震災により海中に沈んだ防潮堤の破砕など、水中での施工実績も有している。
日立造船は、放電破砕装置の販売・リースや施工請負、カートリッジ販売などを行っており、防災事業の主力製品として営業してきたが、プラントやインフラ製品の補修工事や保守・メンテナンス、検査などで高い実績・ノウハウを有するニチゾウテックに事業譲渡することで、より放電破砕事業を拡大できると判断した。