FDK(株)【6955】は、旭化成(株)【3407】との合弁会社の旭化成FDKエナジーデバイス(株)(以下「AFEC」)でリチウムイオンキャパシタ(以下「LIC」)事業を運営していたが、合弁事業を解消することに合意したと発表した。合弁事業の解消時期は6月30日を予定。
AFECは、2011年10月に、FDKと旭化成の優位性あるLICの技術を融合し、事業開発のスピードを加速することを目的に設立されたが、様々な蓄電デバイスの中でLICの市場創出が想定より遅れているなどを受け、今後は両社がそれぞれ独自の経営方針に基づいてLIC事業の運営を行うことで一致し合弁解消に至った。
FDKは、旭化成の保有するAFECの全株式を譲受し、急速充放電が可能で、高いエネルギー密度を有した蓄電デバイスのLIC事業を引き継ぎ、様々な形で貢献できるエネルギーマネジメントメーカーを目指す方針。