日本電気(株)【6701】(以下「NEC」)は、(株)東芝【6502】と2001年に設立した合弁会社「NEC東芝スペースシステム(株)」(以下「NTスペース」)について、東芝が保有するNTスペース株式40%の全てを2015年3月31日(予定)に取得すると発表した。取得価格は非開示。
NECは、主な事業の一つである宇宙事業に関して、人工衛星システムや衛星の運用・管制を行う地上システム、衛星により取得したデータの利用システムまで幅広くカバーする「宇宙ソリューション」を展開。
株式取得後、NTスペースは、NECの100%子会社として社名を「NECスペーステクノロジー(株)」に変更し、引き続きNECの宇宙事業においてセンサや人工衛星・ロケット搭載機器の設計・組立・試験を担当する。
今後、NECは、自社一貫生産体制を整備し、環境監視・災害監視・測位などの衛星インフラ整備、アジアをはじめとする宇宙新興国の衛星需要などに取り組み、2020年度の宇宙関連事業規模の1,000億円を目指す方針。