森トラスト(株)は、2015年1月30日付にて、目黒雅叙園等の土地・建物を米国ラサール インベストメント マネージメント インクが組成した特別目的会社(以下「SPC」)に譲渡したと発表した。譲渡価格は非開示だが、1400億円規模とみられる。
目黒雅叙園の敷地面積は、約3万7千平方メートル。対象の建物は5物件で、その延床面積は、合計約15万6000平方メートル。物件の中には、オフィスの他に、ホテルやチャペル、東京都指定の文化財、店舗が存在しており、安定した収入源が確保できるとみられる。
昨年8月に目黒雅叙園を取得したばかりの森トラストだが、「目黒雅叙園の取得価格を上回る水準で売却し、投資回収が目的」とし譲渡に至った。