愛知製鋼(株)【5482】は4日、磁気センサ用の素材・アモルファスワイヤの開発・製造・販売事業を、ユニチカ(株)【3101】から譲り受けることで基本合意したと発表した。3月末までに契約を締結する。
愛知製鋼が生産する小型高性能磁気センサは、携帯電話のセンサーなどとして評価が高く、実績も上がっており、素材のアモルファスワイヤはユニチカをはじめとする国内外のサプライヤーから購入している。
経営資源の選択と集中を進めるユニチカの事業戦略と、愛知製鋼の「素材からセンサまでの一貫製造」という戦略が一致した。
譲り受ける事業内容は、アモルファスワイヤおよびそれらを用いた二次加工品の開発、製造、販売。これまでの主な用途は、磁気センサのほか盗難防止タグ、静電気除去ブラシ、補強材など。