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宇部興産(4208)、米ダウ・ケミカルとの合弁会社を子会社化

宇部興産(株)【4208】は、米国Advanced ElectrolyteTechnologies LLC(以下「AET」)の持分を買い増し、子会社化すると発表した。出資比率を50%から70%とした。取得価格は非開示。

リチウムイオン二次電池は、携帯電話やタブレット端末など民生用携帯機器の用途を中心とした市場で、近年ではハイブリッド自動車や電気自動車などの車載用途や蓄電用途や産業用途などへの応用も期待され、幅広い需要の増加が予想される。
AETは、平成23年に宇部興産と米国ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーとの折半出資により設立された、リチウムイオン二次電池向け電解液の製造販売会社で、米国と中国で、それぞれ電解液製造販売の子会社を設立し、海外における生産・販売体制の構築を手掛けている。

今回の子会社化は、AETと宇部興産の電池材料事業との一体運営を強化し、事業の更なる拡大を図る目的で行われた。
今後は、需要増が見込まれる車載用リチウムイオン二次電池向けを中心に、研究開発・生産・販売等でのシナジーを発揮し、拡販やコストダウンを推し進め、幅広い産業での収益を上げる狙い。

なお、今後、宇部興産は、AETの10.5%の持分をさらに買い増し、出資比率を 80.5%にする方針。

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