(株)電通【4326】の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、街を彩る大規模な屋外プロモーションなどを専門とするブラジルのOOH広告会社「OOH プラスメディア・ポスタースコープ」(以下「OOHプラス社」)の株式100%を取得すると発表した。取得価格は、非開示。
OOHプラス社は、OOH広告会社としてはブラジル最大の規模であり、デジタルのOOHを強みとし、顧客から高い評価を得ているという。2013年12月期の売上総利益は、約7.4億円を計上。
電通は、OOHプラス社を傘下に収め、南米で展開するグループ各社と連携・協業しながら更なる事業拡大とブランド力の向上を目指す。今回の買収により、電通グループのブラジルでの従業員数は1,400名、顧客は100社を超える規模となる。また電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が、本年9月に発表したブラジルの広告費は、2013年は前年比で7.1%増。OOH広告費は21.8%と高成長を示し、2014年も12.0%の成長予測を立てており、今後の南米における事業拡大に伴う好収益を狙う。