東北電力(株)【9506】は、経済産業省資源エネルギー庁公募案件の「風力発電のための送電網整備実証事業」の採択事業者である上北送電(株)と秋田送電(株)の2社より協力の要請を受け、本事業に参画すると発表した。
東北電力は、上北送電(株)へ250万円、秋田送電(株)へ500万出資する。
送電線設計建設/運用や技術実証化が実現するに至るまでには、事業化に対する審査はもちろんのこと、それ以前に開発可能性調査(以下「FS」)が必要になる。今回、東北電力が手掛けるのが、このFS部分になり、FSに必要な風力アクセス送電線のルート選定・設計ならびに系統連系などに係る総合的な技術協力を行うとしている。
送電線設計建設の風力開発規模は、青森県上北地域で、最大90万kW規模、秋田県沿岸地域で最大60万kW規模としており、その実現化に向けて動き出す。