(株)国際協力銀行(以下「JBIC」)は、日本企業の海外展開を支援する目的で創設された「海外展開支援出資ファシリティ」の事業の一環として、JX日鉱日石開発(株)(以下「JX開発」)と、JX開発の出資子会社である米国法人JX Nippon Oil Exploration (U.S.A.) Limited(以下「JX USA」)及びJX USAの出資子会社である米国法人JX Nippon Oil Exploration (EOR) Limited(以下「JX EOR」)との間で、JBICによる最大90,566千米ドルのJX EORの優先株式を取得することに合意したと発表した。
今回のプロジェクトは、原油の増進回収を図るのが目的。石油や天然ガス等の鉱物資源の開発を手がけるJX EORは、アメリカ合衆国法人Petra Nova Parish Holdings LLC(以下「PNPH」)に50%出資し、今回のプロジェクトに参画。またWest Ranch油田の権益の25%を保有し、保有権益に見合った生産原油の処分権を取得するという。本出資は、プロジェクトに必要な設備や権益取得に必要な資金の一部に充てる。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業による重要資源の開発・取得の促進を支援するとしている。