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大林組(1802)、米国の建設会社クレマー社を買収 インフラ事業へ参入

(株)大林組【1802】は、運河・道路・鉄道などにまつわるインフラ工事を手掛ける米国の建設会社クレマー社を買収する方針でいることが分かった。
クレマー社が持つ過半の出資分を買い取る予定で、その額は約数十億円と見られており、大型の買収になる模様。

大林組は、日本国内トップクラスの大手総合建設会社として、国内はもちろんのこと、海外にも多数の拠点を持ち、最近では、アメリカ、カナダ、ベトナムなどで排水処理施設、立体駐車場、商業施設の建設を行っており、豊富な建築新技術や開発等の実績を持つ。
大林組は、官庁などによる建築受注などにより、2014年上半期の連結決算の売上高を12%増の8107億円、営業利益は約2倍の168億円を計上したが、今後は海外での幅広い建築事業を手がけることが事業拡大と収益アップにつながるとし今回の買収に至った。今回、大林組は、「インフラ事業」に強いクレマー社を買収することで、インフラ事業に参入し、更なる海外での建設事業の需要に対する窓口を広げる。今後、低迷さが見え隠れする国内にとどまらず、海外に向けての大手ゼネコン各社によるM&Aなどが生じる可能性も少なくはないだろう。

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