三菱商事(株)【8058】と、日本航空系のジャルックスは、ミャンマー大手民間企業グループであるSPAグループのYOMA DEVELOPMENT GROUP LIMITED社(以下「ヨマ」)の3社は、ミャンマー航空局との間で、マンダレー国際空港の30年間の事業権譲渡契約を締結したと発表した。
ミャンマー国内に3社合弁で、空港運営事業会社「MC-Jalux Airport Services Co., Ltd.」を設立させる。事業内容は、ターミナルビルや滑走路などの空港関連施設の補修改善、維持管理を含む空港の運営。三菱商事はこれまで空港を含めたインフラプロジェクトの建設・事業運営を多数手がけており、YOMAの不動産開発事業のノウハウを活用し、空港建設の事業展を図る。開資本金は、約4億円としており、2015年3月頃に運営開始する予定。出資比率は、三菱商事とジャルックスが45.5%で、ヨマが9%としている。日本企業が海外において100%民間資本で取り組む初の空港事業民営化プロジェクトになる。
マンダレー国際空港は、国内11都市、海外4都市を結ぶハブ空港で、2010年以降、旅客数は国内線で年間平均20%、国際線で60%増加しているという。2013年の旅客数約75万人(国際線19万人/国内線56万人)対し、300万人まで対応できる設備能力を持っており、今後も国内・国際路線の拡大を目指す。