(株)メディパルホールディングス【7459】(以下「メディパルHD」)は、食を中心とした総合企業である北海道の櫻井通商(株) を株式交換完全子会社とすると発表した。
メディパルHDは、「医療用医薬品等卸売事業」、「化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業」ならびに「動物用医薬品等卸売事業」を全国規模で展開しており、医療機関やドラッグストアをはじめとする24万軒の顧客と5,000社のメーカーとの取引実績を持つ。一方の櫻井通商は、北海道を中心に食品原材料ならびに食品添加物等を取り扱う専門卸であり、3年間の売上平均は、約83億円を計上している。
メディパルHDは、「動物用医薬品等卸売事業」において連結子会社であるＭＰアグロ(株)が食品添加物を取り扱っており、本株式交換により桜井通商をグループの傘下に収め、食品添加物業界においてトップクラスの事業規模へと成長させる方針。
環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）の交渉進展によっては、今後、国内市場に大きな変動が生じる。これに対応すべくメディパルHDは、食品添加物や原料の主要供給地である北海道の事業基盤を固め、全国規模の安定供給体制の構築を目指すとしている。
株式の割当比率は、桜井通商の普通株式1株に対して、当社の普通株式4.9株を割当て交付。株式交換数は、343,000株（所有割合0.15%）としている。