太陽誘電(株)【6976】は、エルナー(株)【6792】との間で、資本業務提携を行うと発表した。エルナーの株主である日本産業第二号投資事業有限責任組合、及び日本産業第二号パラレル投資事業有限責任組合より、エルナーのA種優先株式15,000,000株(発行済株式総数の26.50%)を取得する。
太陽誘電は、スマートフォンやパソコンなどのさまざまなIT、エレクトロニクス機器に搭載される積層セラミックコンデンサやインダクタ、モバイル通信用デバイ(SAW/FBAR)、回路製品などを中心とした事業を展開。
一方、エルナーは、創業以来70余年にわたりコンデンサとプリント基板に特化した事業を行っており、主に耐振、耐湿、耐圧、耐高低温の環境下でも高品質、高性能を維持できる商品の開発を手掛け、多くの車載、産機市場向け顧客のニーズに応えられる商品開発を続けている。
今回の提携は、エルナーが持つ車載、産機市場に向けた商品開発や生産等に関するノウハウを活用することが一番の狙いであり、今後成長が見込まれる大型電気二重層コンデンサ及びリチウムイオンキャパシタの共同開発、生産、資材調達協力を図ることで、市場における競争力の向上と事業拡大を図る。