日本経済新聞社(以下「日経」)と米国でインターネット上に文書や写真の保存・共有するクラウドサービスを行うエバーノート社との間で、資本・業務提携することで基本合意することが分かった。日経は、エバーノートに約22億円(2,000万ドル)を出資する。
今回の提携により、エバーノートを使用して一連の流れに沿い文章を構成していく中で内容に応じて、それにまつわる「日本経済新聞の電子版」が自動配信されるサービスや記事を閲覧するときに、エバーノートの既存の記事のコンテンツをタイムリーに自動配信する機能を提供させるという。エバーノートは、英語圏向けには関連記事の配信サービスはすでに始まっているが、今回の提携により、米国以外のメディアとの初の自動表示機能の取り組みを開始させるという。
現在、エバーノート、日経電子版サービスの利用は有料会員制のため、今後、日経とエバーノートは日本国内での有料会員を増やす販売促進活動を強化させるとともに、互いの事業の効率を高め、事業拡大につなげ収益向上を狙う。