日本写真印刷(株)【7915】と台湾の應宏集団(以下「Inhon」)は、日本写真印刷の産業資材事業が手がける成形同時加飾フィルム分野に関し、戦略的な協業関係を構築していくことに合意したと発表した。
日本写真印刷の手がける成形同時加飾フィルムは、グローバル市場で自動車、ノートパソコン、スマートフォン、家電製品などに広く採用されている。一方、Inhonは、ノートパソコンやスマートフォンに用いる筐体や加飾フィルムのほか、自社ブランドのノートパソコンやスマートフォンの製造・販売を手がけており、今後は中国・台湾市場においてその事業規模を拡大していく方針を持つ。
主にノートパソコン向けの成形同時加飾フィルムの分野において、日本写真印刷は、生産子会社のナイテック工業(株)が保有する津工場の当該生産設備をInhonグループの香港應宏薄膜科技有限公司(以下「Inhon Film」)に譲渡し、それに関連する固有技術やノウハウをInhon Filmにライセンス供与させる。
今後、Inhon Filmは、これらの生産設備と技術・ノウハウを活用し、Inhon Filmが中国に建設予定の新工場において成形同時加飾フィルムの生産を開始させる。一方、営業活動については、中国・台湾地域に強みを持つInhon Filmを日本写真印刷がサポートする形で展開する。