(株)ホットリンク【3680】は、米国に本社を置く、ソーシャルメディアデータ提供事業を営むEffyis,Inc.(以下、「エフィウス社」という。)を買収すると発表した。買収価格は、約24億円とし、全株式を取得する。
ホットリンクグループは、ソーシャル・ビッグデータを分析・加工し、ビジネスへの有効活用を支援するクラウドプラットフォームベンダー企業で、大量のソーシャル・ビッグデータから風評をモニタリングする「e-mining」、及びリアルタイムに検索・分析が可能な「クチコミ@係長」を手掛けており、Facebook、Twitter、Google+、LINE及びSina Weibo等の主要なソーシャルメディアサービスを展開している。
一方のエフィウス社は、世界で唯一の中国版Twitterと呼ばれるSina Weiboのデータへのフルアクセス権の販売ライセンスを持つ米国のベンチャー企業で、Sina Weiboを始め、世界規模でのブログサイト、BBSとし、サイト、Q&Aサイト、レビューサイト、オンライン動画サイト等のソーシャルメディアデータの提供を手掛けており、現在、中国でのSina Weibo、及びその他中国系ソーシャルメディアデータでの売上が好調で、今後もその需要の拡大が見込まれる。
今回の買収により、ホットリンクは、海外市場へ参入する足掛かりを築き、自社のSina Weiboデータを基にした中国でのリスク検知サービスの開始を狙う。今後は、グローバル市場にて売上・利益の事業・サービス・顧客基盤を獲得し、世界の大手グローバル企業と対等にビジネス上の関係構築を築き、既存製品の海外版の提供を広げ収益拡大を図る。