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第一三共(4568)、米国社を買収し新薬取得を狙う

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第一三共(株)【4568】と米国Ambit Biosciences社(以下「アンビット」)は、第一三共が新たに設立する子会社を通じて、公開買付(TOB)により、アンビットの全株式取得による企業買収を行なうことに合意したと発表した。
両社の合意ではTOBによる買収額が約340億円(3億1500万ドル)となる見通し。

第一三共の主力である高血圧症治療薬は、米欧日で相次ぎ特許切れの状況が続き、第一三共の収益は減少している。そんな中、第一三共は、アンビットのがん領域に目を向け、アンビットが進める急性骨髄性白血病の治療薬を取得するため今回の買収に至った。第一三共は、今回の買収以外にも、子会社を年内に売却することや、麻薬性鎮痛剤を米国で開発、販売する権利を取得するなど経営戦略を立て収益向上を目指す。