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産業革新機構、クラウディアンへ約15億円を上限に出資

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(株)産業革新機構(INCJ)は、クラウドストレージ構築用ソフトウェアの開発・販売を行うアメリカのクラウディアンに対して、約15億円を上限とする投資を行うことを発表した。

この投資は、日本企業のプレゼンスが低いクラウドストレージ、特に非構造化データを対象とするクラウドオブジェクトストレージ市場において、日本発事業者のグローバル展開を促進することを企図しており、INCJは、社外取締役の派遣や経営面でのサポートも行う。

クラウディアンに対しては、既存株主のインテルキャピタルも追加投資を決定しており新規投資家としてフィデリティ・グロース・パートナーズも投資を実施する。

3社の投資の総額は約24億円となる。

■産業革新機構
旧産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法・現産業競争力強化法に基づき設立された官民ファンド。ファンドの運用金額は、総額約2兆円で、環境エネルギーにも関連するエレクトロニクスやITの分野、バイオ・ライフサイエンス分野、水ビジネス等インフラ関連分野を重点投資分野としている。主な投資実績としては、ジャパンディスプレイ、風力発電のゼファー、ルネサスエレクトロニクスなど合計68件・総額約7,500億円。