リンク・イノベーション 特別清算開始決定受ける

（株）リンク・イノベーションは6月23日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。
東京商工リサーチおよび、帝国データバンクによると、負債総額は平成23年12期末時点で98億1,660万円だが、その後変動している可能性もあり、不透明な状況。

リンク・イノベーションは2000年5月にベンチャー・リンクの出資を受けプリントショップ経営を目的として設立。当初はポスター、写真、チラシ等の印刷サービス店「ｉｍｐｒｅｓｓｅ」のＦＣ事業や印刷関連サービスを展開していたが、経営不振が続いていた。

その後は、美容室向けのセールスプロモーションや販売促進コンサルティングなどに事業を転換し、2004年5月期には売上高約28億3400万円を計上していたが、近年は赤字決算が続いており、大幅な累積損失を抱えていた。2011年12月末時点では98億518万円の大幅な債務超過となっていたが、2012年3月に親会社のＣ＆Ｉ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓが民事再生法の適用を申請。グループ再編・リストラを進めるなかで2014年4月15日に株主総会で解散を決議していた。