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パナソニック、ブラジルの空調エンジニアリング会社を買収 中南米ガス空調事業拡大へ

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総合家電大手のパナソニック【6752】は、ブラジルの空調エンジニアリング会社である「ユニオンラックテクノロジー社」(以下、UR社)を買収したと発表した。

UR社は、大規模商業施設や工場向けの吸収式冷凍機を中心とした大型空調機や、ガスコージェネレーションのエンジニアリングから、施工、アフターサービスまで行っている、ブラジルではトップクラスのエンジニアリング会社で、同国での吸収式冷凍機の導入の8割以上を手がけている。
パナソニックは今回の買収を機に、同社の持つノウハウを最大限に活用し、同国の空調機器市場における地位の確立を目指す。

ブラジルは中南米でも業務用空調機器需要が高い市場で、今後さらに大きな事業成長の可能性が見込まれる地域。また近年は日本と同様、電気エネルギーのみならず、ガスエネルギー採用を推進することによる、エネルギー負荷平準化やランニングコスト低減への積極的な取り組みが進められている。

パナソニックは、日本国内におけるガス空調のトップメーカーとして、40年以上をかけて蓄積した吸収式冷凍機及びガスヒートポンプエアコン(GHP)における豊富な省エネ・環境技術、サービスノウハウを持っている。これらをUR社の強みであるエンジニアリング・サービスプラットフォームに投入し、ビル向けGHPから、大型施設・工場向け吸収式冷凍機まで、ガスエネルギーを基軸とした省エネソリューションの提案をより強化、推進していく。パナソニックは、今後もブラジルをはじめとする中南米市場でのガス空調の事業拡大を目指していく。