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三井住友海上火災保険、シンガポール最大の損保会社を約1755億円で買収

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損保首位級のMS&ADインシュアランス グループ ホールディングス【8725】の連結子会社である三井住友海上火災保険は、カナダ大手の保険・金融グループである Fairfax Financial Holdings Limited (以下、Fairfax社)とのグローバルなパートナーシップを結ぶとともに、Fairfax社グループ傘下でシンガポール最大の損害保険会社であるFirst Capital Insurance Limited(以下、FC社)を買収すると発表した。
取得価格は、約1755億円。

三井住友海上はFairfax社と再保険等を含む幅広い分野における提携可能性を視野に入れ、広範かつグローバルなパートナーシップを結び、両社の更なる成長と企業価値の向上を目指す。

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスおよび三井住友海上は、中期経営計画「Next Challenge 2017」のもと、成長の持続、健全性の確保、および収益性と資本効率の向上を基軸とした、企業価値の向上に取り組んでいる。海外事業はそれらを支える成長エンジンの位置付けであり、成長性・収益性の高い領域へ継続的に投資することで、ポートフォリオの多角化を進め、リスクの分散と安定的な利益の拡大を図ってきた。

こうした戦略のもと、2004年の英国AVIVAのアジア損害保険オペレーション買収を契機として、アジアを中心に業容を拡大し、アセアン地域において収入保険料規模でトップの損害保険グループへと躍進を果たした。さらに、将来の成長が見込める新興国市場の深耕を通じて、収益基盤の強化を進めるとともに、世界の主要な保険市場である欧米においても、欧州大陸での元受事業や2016年2月の英国Amlin(現MS Amlin)買収などを通じ、着実にプレゼンスを高めている。

今回、アセアン地域における主導的地位の維持・向上や、三井住友海上の既存事業との高い補完効果とシナジー発揮の観点から、同社子会社でシンガポール損害保険市場のマーケットリーダーであるFC社の買収に至った。