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オリックス、米国交通インフラ安全サービス会社から全事業を取得

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総合リース国内首位のオリックス【8591】は、米国現地法人ORIX USA Corporation傘下のプライベート・エクイティ(PE)投資運用会社であるORIX Capital Partners, LLCが、投資先である交通インフラ安全サービス会社、RoadSafe Traffic Systems, Inc.を通じて、同業のBeth’s Barricadesの全事業を取得したと発表した。

Beth’sは、2005年に創業し、ペンシルベニア州およびメリーランド州において道路の交通整理事業を幅広く手掛けている。また、交通整理に使用する信号や標識、バリケード製品などのレンタル事業や販売事業も行っている。主に自治体やゼネコン、公益企業などを顧客に抱え、米国政府の交通インフラ向け支出が全米5位とマーケット規模が大きいペンシルベニア州においてトップシェアを誇っている。

RoadSafeは、Beth’sが手掛ける事業の他に、路面塗装事業や道路標識の製造・設置事業を行っている、交通インフラ安全サービス分野における米国最大手の企業。2016年10月には同業の「Protection Services Inc.」を買収し、米国東海岸を中心とした13州で営業網を拡大した。そして今回のBeth’sの買収により、ペンシルべニア州で確固たる地位を確立し、さらなる収益の拡大を進める。

オリックスはこれまでに、ORIX Capitalを通じて、RoadSafeやProtection Services Inc.のほか、水道関連保守・管理会社の「Hoffman Southwest Corporation」を買収しており、投資先企業を通じて、米国における公共インフラ関連サービスの需要を引き続き取り込んでいく。