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日本の電気自動車メーカーGLM、香港の上場企業と資本提携

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電気自動車(EV)メーカーのGLMは、香港証券取引所のメーンボード(東証1部に相当)に上場している宝飾品や不動産事業の持ち株会社である「O Luxe Holdings Limited(奥立仕控股有限公司、オーラックスHD)」と資本提携したと発表した。

本資本提携で、同社がGLMの事業拡大を目的として、海外投資会社等から資金調達をすることに、両社で合意している。

GLMは、2019年量産予定のEVスーパーカー「GLM G4」から海外進出を計画している。オーラックスHDおよび海外投資会社は、今後のグローバル展開における重要な戦略パートナーとなる。

資本提携するオーラックスHD(香港証券取引所、証券コード860)は、時価総額約45億香港ドル(7月10日付)を誇る投資持ち株会社。
本提携で、GLMの株主はGLM株と引き換えにオーラックスHD株等を取得。また、GLMの小間裕康はGLMの代表取締役として引き続きEV事業を推進しながら、オーラックスHDの大株主となる。

同時にオーラックスHDが、GLMの事業拡大を目的として、海外投資会社らを引き受け先とする、総額6000万USドル(68億円)相当の、第三者割当増資を実施する。
GLMは本件を通じて、欧州、中東、香港、中国等をメーンターゲットにEV事業のグローバル展開を本格化し、「GLM G4」の量産体制を整える。海外資本市場との接点をつくりながら、グローバルな資金を日本での開発に投下し、京都の開発拠点で日本の最先端技術を集めた世界で通用するEV開発を行う。今回の資本提携は、開発資金面のみならず、ブランド戦略、有能な人材の確保、中国といったターゲット市場におけるアクセス強化においても非常に重要な役割を果たすものと考えている。

GLM代表取締役社長の小間裕康氏は、本件について、「世界では、大手自動車メーカーのみならず、中国を中心とする新興の自動車メーカーもEVに傾注しており、開発競争はますます激しくなります。そんな中、GLMは、今回のファイナンススキームで、大手自動車メーカーに遜色のない開発資金を得ることが出来ます。新たに参加していただく投資家の支援により、我々のような新しい会社が、新しい発想で、世界の人々がわくわくするような物づくりをする。世界で大きな挑戦をする、その一歩となります」
「GLMは引き続き、開発拠点を京都に置き、日本国内の技術企業とともに自動車開発を進めていきます」と話している。