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ニッセイ・キャピタル、医療VRのHoloEyesに1.5億円出資

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医療VRのHoloEyesは、ニッセイ・キャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施し、総額1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

HoloEyesは、VR技術を活用することにより、医療の分野で「新しいコミュニケーションの形」を作り出すことで、患者の安全や安心につなげることを目指している。

今回の増資により、HoloEyesVR(医療VR)システムや事業基盤の構築、人員の拡充を行っていく。

■HoloEyesVRについて
なぜ、人間の体は立体物なのに、医療現場では患者の状態を2D画像で判断するのか。HoloEyesは、より直感的に理解できるツールとして、患者ごとのCTデータをポリゴンに変換し、VR機器にて3D空間の中で自在に閲覧することができるクラウドサービスを提供し、医療従事者の理解を促す。
また、実空間にデータを重ねることで、医療スタッフ間で同じ立体の臓器を共有しながら対話でき、これは、スケッチやメモなどによって指示や記録をしていた時代から、立体的かつ空間的な非言語のコミュニケーション時代への革新を実現するものである。

利用シーンは、手術前のカンファレンス(手術計画)、医療スタッフ間での手術計画の共有、若手医師や学生などへの教育、患者への説明など。また、医療機器メーカーや製薬会社、医療関連メディアとの連携など、ビジネスの展開も幅広く考えられる。

すでに、いくつかの医療機関の協力のもと実証実験を実施しており、プロダクトの改善や商流の開発を進めている。