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タカタ、実質的全資産及び事業を米KSSに1750億円で譲渡 

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タカタは、民事再生手続開始の申立てに先立ち、スポンサー候補であるキー・セイフティー・システムズ(以下、KSS)に、タカタが全世界で保有する実質的に全ての資産及び事業を譲渡すると発表した。

譲渡価格は総額約1750億円(15億8800万米ドル)となり、譲渡完了時点の調整により変動する可能性がある。

KSSは、相安定化硝酸アンモニウム(以下「PSAN」)を使用したエアバッグインフレータの製造及び販売に関する一部の資産及び事業(以下「PSAN 資産」)を除き、タカタの実質的に全ての資産を取得する。タカタのPSAN関連事業については、譲渡完了後も、再編後のタカタが運営を継続するものの、段階的に縮小していくことを予定している。また、タカタは滞りなく、エアバッグインフレータ改修キットの供給を続ける所存。

タカタとKSSの事業を実質的に全て統合することにより、世界23ヵ国に展開し、約 60000 名の従業員を要する世界最大級の自動車用安全部品会社が誕生することとなる。

提案されている暫定的な取引のストラクチャーは、タカタの顧客である自動車メーカーに関わるサプライチェーン寸断のリスクを最小化することを企図するもの。タカタ及びKSSは、スムーズな取引の実行のため、両経営陣の力を総動員し、迅速かつシームレスな統合を企図している。