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キョーリン製薬HD、医療機器開発ジェイタスを買収

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東証1部上場で医薬中堅のキョーリン製薬ホールディングス【4569】の子会社である杏林製薬は、医療および研究、検査機器の開発業務のジェイタスの全株式を取得すると発表した。
取得価格は、非公表。

キョーリン製薬グループは、長期ビジョン「HOPE100」のもと、中長期的な企業価値向上の視点で、医療用医薬品事業とヘルスケア事業を複合的に組み合わせ、健全かつ持続的に成長する「健康生活応援企業」への進化を目指している。現中期経営計画「HOPE100-ステージ2-(2016年度~2019年度)」では、感染症の治療(医療用医薬品)、環境感染の制御(環境衛生)に関わる事業に取り組んでおり、ジェイタスの技術を活用することで 感染症の診断を加え、幅広い事業展開(治療予防・診断)ができるものと考え、今回の株式取得を決定した。

ジェイタスは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、「産総研」)が開発した技術を産業活用することを目的に設立された「産総研発ベンチャー」で、PCR※装置を独自技術で改良し、短時間(5~6分程度)で細菌・ウイルスを同定することができ、かつPOCT※の実施を可能とする小型化された超高速遺伝子定量装置 「GeneSoC®」を開発した。 現在、感染症治療においては、国際的な薬剤耐性(AMR)への対応として、抗微生物薬の適切な選択等、薬剤の適正使用への取り組みが推進されている。このような状況下、迅速・適確・簡便に起因菌を同定できる超高速遺伝子定量装置「GeneSoC®」は、抗微生物薬の適正使用推進に資する感染症診断での活用が期待される。キョーリン製薬グループは、超高速遺伝子定量装置「GeneSoC®」の使用により、POCTによる適切な薬剤選択が可能となり、さらに抗微生物薬の適正使用を促進することで薬剤耐性(AMR)対策にも貢献できるものと考えている。

今後は、感染症領域における幅広い医療ニーズに応えるべく、杏林製薬が同社の技術を活用することで感染症診断での事業化を目指し、その中でグループとしてより効果的な組織体制の構築を検討する。 また、本製品は医療領域に限らず、他分野にも応用できると考えており、様々な形での事業展開に努めてまいく。

※PCR:Polymerase Chain Reactionの略。ポリメラーゼ連鎖反応のことで、遺伝子を増幅させる技術

※POCT:Point of Care Testingの略。被検者の傍らで医療従事者が行う検査。検査時間の短縮および被検者が検査を身近に感ずるという利点を活か
し、迅速かつ適切な診療・看護・疾患の予防、健康増進等に寄与し、ひいては医療の質を、被験者のQOLに資する検査のこと

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