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伊藤忠商事、インドネシアのFintech企業に資本参加

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総合商社大手の伊藤忠商事【8001】は、インドネシアのシナルマス・グループ(Sinarmas Group)100%子会社であるPT Pasar Dana Pinjaman(PDP社)へ資本参加すると発表した。

PDP社はインドネシアにおいて、“資金を借りたい人”と“資金を貸したい人”をネット上で結びつける融資仲介のP2Pレンディングサービス“Danamas”を運営している。Danamasは2017年にFintechライセンス(P2Pレンディング)を取得、本格展開に向けて伊藤忠商事をパートナーとして迎え入れることになったもの。

インドネシアは、アセアン第1位の2.5億人を超える人口を有し、今後も高い経済成長が見込まれている。中間所得層も拡大しており、今後も個人の資金需要の伸びが予想されるとともに、幅広い分野で利便性の高い金融サービスの提供が期待されている。

シナルマス・グループと伊藤忠商事は、拡大する市場のニーズに応える為、両社でPDP社を中核に、将来的には①資産運用、②個人向け融資、③電子マネー等決済、④ポイントプログラム、⑤保険等のサービス・機能を拡充していくことで、インドネシアにおける「総合的金融サービス」を展開していく構想。

伊藤忠商事は、日本国内及び海外において個人の資金ニーズに応える金融事業に長年取り組んでおり、 近年はFintech分野における取組を強化している。インドネシアにおける「総合金融サービス」提供実現に向け、伊藤忠商事が保有する知見やAI/ビッグデータ分析等Fintech事業の推進に活用できる機能やサービスを提供していく。

シナルマス・グループは、金融・保険、紙パルプ、農業・食料、不動産、情報通信等幅広い事業を展開するインドネシア有数の大手企業集団であり、両社はカラワン工業団地(ジャカルタ)の共同開発・運営や、関連会社を通じたポイント事業(エキサイト・インドネシア)等の共同事業を通じて長年にわたる良好なパートナーシップを構築している。

伊藤忠商事は、今後とも更なる経済成長、中間所得者層の拡大が予想されるアジアを中心に、個人の資金需要や幅広い金融サービスニーズに応える事業を展開することにより、地域社会の発展に貢献していく。