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音声認識のフュートレック、TV番組企画等のメディアジャパンを買収 事業多角化加速

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東証2部上場で音声認識・アプリケーション開発が主力のフュートレック【2468】は、TV番組・ビデオパッケージ・CM・Web動画など映像の企画制作を行っているメディアジャパンの全株式を取得し、子会社化すると発表した。
なお、メディアジャパンを子会社化することで、同社の子会社であるメディアジャパンエージェンシーが孫会社となる。
取得価格は、約4億3千万円。

フュートレックグループは、音声認識事業をはじめとして、翻訳事業やインバウンド事業等を展開。現在は、これらの事業を中心に「複数の事業の柱による安定的な経営」を目指し、各事業の収益力強化に向けて、企業買収、新会社の設立、出資を伴う業務提携などについても取り組んでいる。

フュートレックの子会社は、ATR-Trek、スーパーワン、メディア総合研究所の3社であるが、メディア総合研究所には映像事業部があり、TV番組の制作で培った高品位な映像制作と多言語対応を強みに、収益力強化及びフュートレックグループの他の事業との連携強化を図っている。

メディアジャパンは TV向けの映像制作を主業務とする名古屋に本社を置く会社であり、子会社として1社、広告代理業を営むメディアジャパンエージェンシーを有している。
現在はメディアジャパンエージェンシーの広告代理店事業が好調であるが、後継者を含めた将来の経営に携わる人材の不足や、映像事業の強化のための資本増強及び収益の安定に課題を持っていた。

今回、フュートレックが紹介会社を通じて、メディアジャパンと話し合いを進めた結果、グループの映像事業の強化・拡大及びグループ各事業の相乗効果の創出を目的として、メディアジャパンの全株式取得により子会社化することを決定した。

フュートレックは、今回の子会社化で強化される映像事業を核に、インバウンド事業や翻訳事業等の当社グループの事業を組み合わせることで、グループ全体のさらなる経営強化を図る。