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ロボットスーツ開発のCYBERDYNE、ミライセンスと資本業務提携 3D触力覚技術応用の共同開発へ

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東証マザーズ上場でロボットスーツ「HAL」開発の筑波大発ベンチャーのCYBERDYNE【7779】とミライセンスは、サイバニクス*2分野における「3D触力覚技術」応用にかかる共同開発を前提として、業務提携および資本提携を行うと発表した。

本提携により両社は、医療・介護福祉・生活等の様々な分野において、CYBERDYNE 社による人・ロボット・情報系を融合複合した革新的サイバニクス技術に、ミライセンス社が人間の認知能力を巧みに処理することで実現した世界初の「3D触力覚技術」を活用することで、現行のシステムの高度化だけではなく、この仮想現実(VR)体感技術を組み込んだ様々な革新的デバイスの創出とその社会実装に向けた包括的な連携を図っていく。

サイバニクス技術を基に、触力覚を介して仮想的なサイバー空間と物理的なフィジカル空間を融合することで、社会が超高齢化の進行に直面しても人がさまざまな制約をテクノロジーによって乗り越えて活き活きと快適に暮らすことができる超スマート社会(Society5.0*1)の実現への貢献が期待される。

さらに、CYBERDYNE社は Society5.0の実現に向けて、ミライセンス社のような有望なテクノロジーベンチャー企業に対して、戦略的な事業・資本提携に加えて、これまでにノウハウを培ってきた研究開発、臨床試験、認証取得、保険適用、知財戦略、資金調達、IPO、海外事業展開などについての事業支援も行っていく。

(*1)Society5.0:「狩猟採集社会」「農耕社会」「工業社会」(Society1.0、2.0、3.0)、そし て、現在の「情報社会」(Society4.0)に続く未来社会として政府によって掲げられた「超スマート社会」(5番目の社会)のコンセプト。科学技術イノベーションが先導する新たな社会のイメージで、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)等が本格的に社会実装される。第5期科学技術基本計画で日本が世界に先駆けて実現を目指すことが盛り込まれた。同コンセプトは、2016年5月に開催されたG7先進国首脳会議の議長国である日本から提唱された、人とテクノロジーが共生する未来社会の姿としても世界に発信されている。CYBERDYNE社は、この『Society5.0』を牽引する代表企業として、G7科学技術大臣会合(茨城県つくば市で開催)にて、山海社長による基調講演や各国大臣へのスピーチの実施の他に、各国の代表団による本社視察を受け入れている。

(*2)サイバニクス:人・ロボット・情報系が融合複合した新しい学術領域。医療、福祉、生活分野を対象として、人と情報系とロボット系を機能的に繋ぎ、物理的・情報的・生理的インタラクションを実現する。サイバニクスは、筑波大学山海嘉之教授(CYBERDYNE代表取締役社長)が人支援を目的として創成し、『Society5.0』を牽引するコア技術領域でもある。